2010年1月アーカイブ
1回目は、案内線を描きました。ヴォーグの教え方では案内線は描きませんが、CADと手書きと両方に合うように考えてみました。
1回目からの続きです。
- 一番上の横案内線で、「衿肩開き/2」のところに印をしました。ここを、N.P(ネックポイント)と言います。
このネックポイントと、縦の線の始まりをカーブで結びます。原型なのでフリーハンドでいいと思います。
線は点線です。
jw_CADの場合は、円弧の3点指示でよいでしょう。一発で描けます。 - 背方幅/2の印から4cm下がったところと、N.Pを直線で結びます。この位置をS.Pと言います。
- 袖付け丈の印からバスト幅(B/4)を描きます。
- S.PからB線まで、垂直に線を描きます。(案内線)
- 袖付け丈の1/2のところから(4)で弾いた垂線まで、背幅線を描きます。
※jw_cadでは分割や中心線などを使うことができます。
※右ドラッグ9時の方向で、線上点を取ることができます。 - 背幅線の1cm内側から、上はS.Pまでカーブを、下はB線まで垂線を描きます。
※jw_cadではオフセットを使うと、1cm内側から線を描けます。
人によっていろいろな描きかたがあると思いますが、私流で適当にやってみます。
私はCADを使うので、どうしてもそれっぽくなってしまいますが、今回は手作業も頭に入れてやってみます。
原寸の製図用紙を使ってもよいのですが、大きな手芸店へ行けば、四分の1サイズのグラフ用紙が売っています。それを使って練習するとよいと思います。
1/4サイズの定規なんてのもあります。1/4だとA4用紙ぐらいなので書きやすいです。
- まず一番上に案内線を長く書いてしまいます。前身頃の分までです。
CADでしたら、「案内線」とか「補助線」などという名前でレイヤーを作っておくとよいでしょう。 - (1)で描いた案内線の左端から1.5cm下がったところ(後ろ襟下がり)から、縦線を引きます。
※原型はすべて点線で描きます。(案内線を除き)
縦線寸法は、背丈+H下がりですが、横線を引く部分に印をしながら描くと後が楽です。
肩下がり(4cm)、袖付け丈(A・H/2)、背丈、中間H(H下がり/2) - 印の位置から適当な長さで横案内線を引きます。
- 背肩幅/2と衿肩開き/2に印をします。
編み物で着るものを編む場合は、製図が大きな役割を果たします。自分の寸法にあったものでないと、着心地が悪いです。
私などは腕が短いため、既製品のほとんどが腕を折らなければ着れません。製図は、少しだけ面倒ですが、慣れてしまえばなんてことはありません。
製図を書くまえに、原型というものを用意します。原型を作るには採寸をしなければなりません。
次の寸法を図ります。一人では採寸しずらいところは、誰かにやってもらうほうがよいかも知れません。
- 首回り(N)
- 胸幅(B)
- 胴回り(W)
ウエストの一番細いところです。 - 腰回り(H)
おしりの一番太いところを測ります。 - 背方幅
まっすぐの定規を使って、体と平行にして測ります。 - 背丈
まっすぐの定規を使って、体と平行にして測ります。 - ヒップ下がり
- 腕付け根回り(A・H)
AH
はきっちりと(きつめ)に、持ち上げるようにして測ります。 -
袖丈
自然な感じで、SPから手首のくるぶしまでを図ります。
下手な絵ですが、本を参考に描いてみました。(クリックすると大きな図になります。)
1~2号太い針で作り目(鎖)を編み、編地を編む針に変えて立ち上がりの一目を編みます。
立ち上がりとは、各段の編み始めに使われるもので、段の編み目の高さ鎖で代用することを言いますが、細編みの場合は小さいので1目と数えません。- 針から2目めの裏山に針を入れて、糸をかけて引き出します。
- もう一度糸をかけて、二目を一度に引き抜きます。細編みが一目編めます。
- 次からも裏山を拾い同様に編みます。
- 最後まで編んだら、編地を回して持ち替えます。
編み終わりの左を手前側に回します。編み地を右手で押し出す感じです。
2段目は、立ち上がりの鎖を一目編み、前段の右端の頭の目を2本拾います。細編みの場合は、立ちあがりの鎖は1目と数えません。
赤い矢印のところが右端の頭の目です。
ずぼっと針を入れます。
編み終わりは前段の細編みの頭2本を拾って編みます。立ちあがりの鎖1目は余分な目なのでこの目は編みません。
【その他の拾い目】
鎖の半目拾いは、作り目が伸びやすく穴が空きやすいという性質があります。
鎖の半目と裏山の2本拾いは、拾ったところに穴が空かずにしっかりとした拾い目ができる反面、少しのごろつき感があります。




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