502)割り出しの最近のブログ記事

waridasi_curve2.jpg1つ前の記事で割り出しのグラフを作ったのは、この実験のためです。

ヴォーグの魔法の一本針のコース(前期と後期)では、カーブをやりません。
衿は全部まっすぐだし、袖付けはスケアスリーブだけでした。ネックから編むもの以外は袖に違和感を持ち続けていました。

そこで私なりに、カーブを付けて、そこから割り出すということをやってみたのです。
左の作品(作品って言えるか?)は、1~2歳用の製図を描いて、さらにそれを1/2に縮小したものです。
衿はかぎ針で、袖ぐりは棒針で拾っています。

1つ前で描いた階段を使って、カーブを編みます。基本的には棒針の手法で減目しました。
一本針の模様はかぎ針や棒針を併用するので、かぎ針の一般的な拾いかたでは無理な場合があります。

  1. あらかじめ縁編みにするゲージを計っておきます。
  2. カーブをメジャーで測ります。
    製図上で計るのがベストですが、いちいち原寸製図は描きませんので、ここはできあがりにメジャーを当てて計ります。
    1/3くらいのところに糸印をしておきます。
  3. メジャーで測った寸法に、縁編みのゲージを掛けて拾い出す目数を算出します。
  4. 拾う目数がわかっても、拾い出す場所が漠然としすぎているので、目数を3分割し、印をした間を拾います。
    拾う場所は、端の目に針を入れますが、、なるべく穴が空かないような箇所を選びます。

これは私独自の拾いかたですので、模様によっては当てはまりません。
一本針って超長いのが1段だったりするんですよね~
そういう場合は、階段を描くときに工夫するとか、かぎ針の手法を用いるとか、また手を考えてみます。

【かぎ針の一般的拾い目】
※段からの場合ですが参考までに。

細編みは6段から5目拾う
長編みは2段から6目拾う
メリアス編みから拾うには、5段で4目

この頃めっきり編み物をしなくなりました。学園の授業が少なくなったせいもありますが、ジャズピアノレッスンなるものを始めたのであります。練習が大変でふぅふぅ言っております。

081212-1.jpgかといってへちまカラーもやらねばならず、重い腰を上げて衿の割り出しのための展開図を書きました。
やっつけ仕事なので、ヘマがあるかも・・・(^^;
数字は今編んでいるゲージです。ちょっと太めの糸にしました。
ちょっとでも楽をしようかと、ズル~い考えです。

 

  1. 前立てから続く衿を直線の形に展開する。
    襟付け側を前立ての延長線上にとり、衿外回り寸法(12.3+27)は、前立てとの境を基準に中心線にむかって前立てと平行に線を引く
    襟付け側と衿外回りの寸法差を出す(39.3-29.7=9.6)
    内側寸法と外側寸法の比率を求める。この製図では(9.6÷29.7)×100=32.3%
    ※分散増減率早見表を使ってもよい
  2. 針の号数計算をする。針1号で5.5%の増減率があるので、増減率を5.5%で割る(32.3÷5.5=5.8)
    ※サンプルの場合は四捨五入すると6号の差が出た
    3つに分けて、基本号数(4号)、中間(7号)、外回り(10号)となるが、模様の基本の号数が8号なので、4,6,8にしてみる。
  3. 前立ての目数を計算する
    メリアスゲージが16目なので、4号落とした針のゴム編みゲージにすると、5%×4=20% 増しとなるの。16目×1.2=19  で、ゴム編みは19目のゲージとなる
    段数は20%増しなので、メリアスの23段×1.2=27.6  28段となる
    ※衿の折り返しの厚み分を2段とる
  4. 衿の目数計算(1.9は3で求めたゴム編みゲージ)
    前立て部分 1.9×30.5=58目 → 60目に(4の倍数)
    後ろ衿 1.9×13=24目
    前衿 1.9×23.2=44目
    衿全体 (後ろ+前衿×2) ・・・24+(44×2) = 112 →114目に変更(4の倍数+2)
  5. 前立てと衿の段数計算(3で求めたゴム編みの段数ゲージは28目)
    前立て・・・ 2.8段×3cm= 8.4 → 8段
    衿は6号と8号の平均をとって7号で計算。4号ゲージで計算したものから、針が太くなった分だけ少なくする(針が太ければ段数は減る)(5.5×3=16) 16%のカット
    (2.8段×7cm)-16.5% = 16段+2段(厚み分)
  6. 衿先カーブの割り出し(グラフノートなどで)

 

斜線の割出し計算には、+1計算、−1計算、0計算の3つの方法がある。
割り算する場合の除数は間隔数とする。
手編みの場合偶数段で計算するのであらかじめ段数は2で割っておき、後で出た答えを2倍する。
一度に多くの目を等しい間隔で増減目する場合には、平均計算を使う


  1. +1計算は「平らで始まって平らで終わる」場合。間隔が1つ増える場合に使う
    肩の引き返し編みや、袖下の計算などに使う。
    目数÷段数に間隔数1を足す
  2. 0計算は、「操作で始まって平らで終わる」場合。後ろスカートの引き返しなどに使う
  3. -1計算は、「操作で始まって操作で終わる」場合。上下に平ら部分があるところなどに使う。

平均計算

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一度に多くの目を等しい間隔で減目(増し目)するときなどに使う。
書籍によって「分散増減目」のように書いてある場合もある。

例えば、前立てのゴム編みを、多い段から拾う場合もこれにあたる。
次の例は、116段から95目を拾う場合。全部で21目減目することになる

080222-1.gif


これを平均化するためには、10 と11の最大公約数を探す。
この場合は11が素数なので、答えは1。つまり1回だけの繰り返しとなる。
「5目置きに11回、4目置きに10回」を1回だけ行う。

袖下の斜線計算

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例として 82段で8目減らすものとする。段数は偶数とします。
減目数は常に1目で、間隔として加えた1には目数がなく、最後にその段数だけ平らに編みます。

pulas1.jpg
  1. 段数を2で割っておき、最後に2を掛ける
  2. 大きい数を小さい数で割る
  3. 編み物プラス1計算をする
  4. 大きい数字を下に持ってくる(目数に+1)※除数は間隔数

41÷9=4余り5 4+1=5(プラス1計算)
編み物のプラス1計算をすると次のような結果になる。
4-4 → 段数を2倍する → 8-4
5-5 → 段数を2倍する → 10-5

書き直すと次のようになる
8段平ら
8段ごとに1目3回
10段ごとに1目5回

【平均計算】
一度に多くの目を等しい間隔で増減目する場合、平均に配置するほうがきれいな線になる。
最大公約数を探して平均化する。
たとえば4目8回と5目2回だったら、8と2の最大公約数は2となる。最大公約数分を繰り返すのだ。
4-4と5-2を2回繰り返す。こうすると平均化されてきれいな斜線ができる。
斜線計算のプログラムを作ってあるので、現実にはコレでやるほうが楽(^^;

メリアス編みのゲージからゴム編みゲージを計算することができる。
ゴム編みはゲージが詰まるので、針を3〜4号細くして、メリアス編みゲージの20%増として計算する。
ただし、衿のゴム編みの場合は、カーブで段々詰まるため10%の増し目で計算する。

ゴム編みは、メリアス編みより号数を3〜4号落とす。増減目の目安は次の通り
段数の場合はすべて20%とする

4号 → 20%
3号 → 15%
2号 → 10%

袖口からゴム編みを編み出す場合を例にとる。
メリアス編みの目数と同じにするために、針の号数を調節した。
18目のメリアスゲージで3号針を落とすとする。
15%の増し目となるから 18×1.15 =20.7 偶数にするので20目のゴム編みゲージとなる。
メリアスの目数と合わない場合は、斜線計算で増減目を割出す。

頭が入る計算

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プルオーバーを編むとき、頭が入るかどうかは、次の方法であらかじめ計算できる。

 必要寸法=頭まわり×(伸縮度合い+ゆとり)

伸縮度合いは、糸の性質にもよるが、毛糸一般では
ゴム編みの場合 0.5
細編み、よね編みの場合 0.7

(後ろ衿ぐり+前衿ぐり)×2 >必要寸法  → であれば大丈夫ということになる

060629-1.jpg
斜線の割出し計算には、+1計算、−1計算、0計算の3つの方法がある。
肩の引き返し編みなどには、「+1計算」を使う。
サンプルを使って説明してみる。
サンプルは22目8段の肩下がり。

  1. 大きい数字を小さい数字で割る ※偶数段で操作したいためあらかじめ段数を2で割っておく。(8÷2)+1=5
  2. 編み物計算をする。→22÷5
  3. 余りが出た場合、割った答えに1をプラスする。 余りの数を割る数から引く→5−2=3
  4. 矢印のように関連させる。小さい数字を先にもってくる。

2-5-2
2-4-3
最初の4目はゼロ段になるので次のように書く
2-5-2
2-4-2
(4)

060629-2.jpg肩の引き返し編みは、編み目を残しながら編んで傾斜をつける。境には掛け目とすべり目を使う。
終わったら別糸を使って、段消しを編む。

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