昭和生まれである(計算をしないように)
生まれたてから中学の2年まで育った町は忘却の彼方にあった
「行ってみたい」という思いをずっと抱きながら数十年が過ぎた
すっかり変わってしまっていた
育った家があった場所がどこなのか、いくら歩きまわっても分からない
卒業した小学校は分かったのに、そこからどぉやって帰宅したか分からないのだ
あきらめかかったときに、最後の頼みと年配の人に尋ねてみた
その人は50年以上そこに住んでいるとかで、ようやく私の家(もちろんすでにない)の場所が分かった。
わかってみれば思い出は、走馬灯のように脳裏に沸いてくる。
毎日通った駄菓子屋も銭湯も、そろばん熟さえも半世紀を経たいまだに残っているとは…
駄菓子屋へは、勝手に入って写真を撮ったのに、 店の人はだれも気付かないの(^^;
毎晩のように友達とテレビを見に通った菓子屋もあった(営業はしていないようだが)
テレビがある家など周りにはどこにもなかったのだ。
まさにアナログの世界(^^;「 3丁目の夕日」そのものだった。