6月7日 大池高原
標高1500メートルの大池高原へは、曲がりくねった細い道を延々と上っていく
途中「もうこないぞ」と思った・・・
しかし、たどり着いてみるとその思いが揺らぐ
私たちの他誰もいない静かなキャンプ場は
美しい緑の森の中にあった
しかもそこからは雄大な中央アルプス、南アルプスが一望できるのだ
夕食はキャンプ場隣のレストハウス
雲に隠れてしまったアルプスで残念だが、ウッドテラスで田舎風の美味しい手打ち蕎麦を食す
山の空気を肴にビールを飲む、贅沢な時間だ
夜のとばりがすっかり降りようとするころ
木々をさえずる鳥の声に混じって、カッコーが木をつつく音が大きい
やがて山は闇を向かえ、真っ暗となった
電話もテレビもない山の中で私たちも寝ること以外することがなかった |