年末年始は旅館で温泉ざんまい、というのが例年の過ごしかただった。
しかし、今年は100年に一度の不景気が我が家をも襲ったため、キャンピングカーで手作り料理という手法で年末年始を乗り切ることにした。
キャンカーは背もたれを全部倒しフラットして、テーブルを低くし、ちょいとした狭い部屋ができあがった。
午後1時に自宅を出立し、買い物などをしながら、午後9時に目的地「道の駅ならは」に到着。一般道を走ったがさしたる渋滞もなく、スムーズな道のりだった。
滋賀県の酒屋から取り寄せておいた、黒龍の「龍」をちびちびと飲み、飲みつかれたら眠る。これはこれで素敵な過ごし方なのだ。安上がりだしね(^^;
朝1番で道の駅ならはにある温泉に入浴。
大みそかの朝9時に温泉にいる人は少ないよね。私のほかは一人だけだった。
大きな湯船につかって入浴すること2時間。いい湯だったわ~
旦那は起きずに風呂に行かない。私ほどは温泉好きじゃないのだ。
風呂に入らずちゃりんこでそのあたりを一回り走ってきた。
夕方、日の出を見る予定をしていた四倉漁港(道の駅がある)に行ってみたが、日の出を見るスポットがない。景色もあまりよくはないので急きょ予定を変更、双葉海岸まで足を伸ばした。
後は天気頼みだけ。
強い風の中
浜辺に出てみた
月明かりが海を照らす
例えようもない美しく幻想的な海に感動
寒さに震えながらそんな海を眺めつつ
2009年の終わりを思う
北泉海浜公園の広いパーキングには人も車もない
ぞっとするほど静かな海辺の公園でひたすらに酒を飲む
一升瓶は正月になる前になくなってしまった
飲み疲れ紅白を見ながらウトウトして
目が覚めると車が増えている
日の出を見るために前日からやってくる人たちだ
明日は日の出が見れますように
朝寝坊しませんように
冷え込んできたと窓の外を見ると雪・・・
広い駐車場にはらはらと舞っている
9時には無数の星と月明かりで明るい海だったのに
たった2時間で空はすっかり変わったの?
これじゃ日の出は無理かもしれない
ショック!
今年の元旦は九州で初雪に見舞われたけど
今年は福島の浜辺で初雪だわ
午前0時
海辺でカウントダウンをしてきました。
若者たちが浜辺にテントを張ってすぐそばでたき火をしていました。
「一緒にやりましょう」と誘われて
私たちも加わってカウントダウンをしました
星も月も出ているのに雪も舞っています。
月明かりで浜辺も海も明るく
人々もどんどんやってきます。朝には間があるのにね。
浜はずいぶんと賑やかになりました
若いときは大みそかの夜に家になんか居たことがなかったけ・・・
若者だった頃を思い出しました。
旦那は今からまた飲むと言っているけど
朝起きられるのか・・・超心配です
それでは今から眠りにつきます
日中は地酒を買い、「道の駅南相馬」で正月の酒を飲みだらだらと過ごす。
夜は夕方から11時ごろまでサスケを見て過ごす。
太平洋から日の出があがった! まさに感激の一瞬 雲が邪魔をしているのが癪だけど、ま、それもまたよしとしよう。 今年はよいことがあるかしら?
陽はゆっくりと
堂々と
私たちの前のその神々しい姿を現した
四ツ倉港仮設オープンの道の駅で昼食
海の幸満載なんだけれど昼から御飯は重たいので喜多方ラーメンにしたが、脂っこくて麺が太いラーメンって苦手。
カニどんやほっき飯がないのが残念だった。(正月休み)
浜の近くってなんでこんなに風が強いのだろう
せっかくの好天気なのでやっぱり山が見たい
日本海側が大雪ということなので不安が残るが
この先たぶんEモバは使えなくなるだろうから
ライブ映像で49号の道路を確認
道路凍結はなさそうなので行ってみることにした
無理そうなら戻る覚悟
もしかしたら雪をかぶった磐梯山にお目にかかれるかな
太平洋から1つ山を越えて郡山まできたけれど
山と温泉が待っていたはずだけど・・・
郡山市内で渋滞にはまって1時間ほどロス(酒買いタイム)している間に暗くなった
今日の宿予定の「道の駅ばんだい」までの路面状況を調べてみると、「磐梯大橋凍結2cm」とある。
「行けるとこまで行こう」と旦那が言うので、私もそれに従うことにしたが、途中でガリガリ言いだした。
雪の残った道が凍っているのだ。
「命あってのものだね」だし、磐梯山はまたの機会にして、Uターンすることにした。
那須あたりまで戻って、明日は温泉に浸かってのんびりと帰ろう
キャンピングカーでは気軽にチェーンをつけることもできないし、冬季の山ドライブは難しい。
郡山の渡辺酒造の「雪小町袋吊り」という酒を探して、郡山をうろついたけれど入手することができなかった。
なんでもしずくを、ボトリボトリと長時間かけて袋に落とすのだとか。
通常は機械で行う部分なので、これを聞いただけでもよだれがこぼれそうになる。
最近は酒を飲まなくなって、3か月に1本もあれば間に合うほどだが、年末年始は珍しく毎日酒びたり。
持ってきた一升瓶は年内になくなってしまい、昨日は南相馬の720mlをあっけなく空けてしまった。
ちょっと飲みすぎかな・・・
磐梯山へは行かずに、栃木の喜連川へ
びわ池で白鳥に会ってきた
小さな建物の中に
掘立小屋のような施設
錆びついた水道からは
ちょろちょろとしか出ないお湯
入ったとたん「寒い!」と震えた
上を見ると屋根がすかすかの半露天
風呂はこのひとつだけ
1000円以上の温泉は入らないことをモットーにしているのに
ついに1000円の温泉に来てしまった(^^;
入った瞬間強烈な硫黄の臭い
おお!これはすぎょい
天然かけ流し沸かしは一切ないとのこと
源泉温度73度、自社源泉
これじゃ1000円は仕方ないか
色は朝は無色で、やがてエメラルドグリーンに変わり
夜には乳白色になるという
全国でも珍しい温泉だという
今度は夜に入ってみたい・・・
身体はぽかぽか、足腰の痛みにはまさに治療薬のよな温泉だ
おっと、温泉名を「喜連川早乙女(そうとめ)温泉」という
写っている石は硫黄の強い成分のため変色しているそうだ。