本来は手作業で行うべきExcelの操作を、自動で実行してくれる機能のことで す。マクロを覚えると、いとも簡単にExcelの連続操作を自動化することがで きます。
VBAとの違いは、「マクロはExcelの操作を自動化するために生まれたプログ ラムである」、ということです。マクロで使われるプログラムのコード（命 令）は、VBAというプログラミング言語で記述されています。

★VBAとは

VBAは「Visual Basic for Applications」の略です。
Microsoftは、1991年に初心者でも Windows用のアプリケーションが作成でき るようにとVisual Basicというプログラミング言語を発表しました。
さらに、このVisual Basic を元に Office の各製品のマクロ言語を開発しま した。
つまり、VBA は Visual Basic の言語仕様をそのまま引き継いでいるのです。 当初はExcelだけに搭載されていましたが、今ではOffice製品すべてに搭載さ れています。

★マクロを使うとどんなことができるの？

マクロとは、Excelの中である処理を行うための命令の集まりです。 コンピュータのプログラムに似ていますが、Excelの中で実行されるということが異なります。マクロには次のような特徴があります。

• 繰り返し行う作業を自動化することができる
• セルの内容に応じた処理を自動で実行できる
• 独自のワークシート関数を作成できる
• ユーザー定義の操作に反応するプログラムを作成できる
• 独自のダイアログボックスを作成できる
• Excelを基盤にしたアプリケーションを作成できる
• Windowsの標準機能が利用できる