マクロを記録する

★マクロを記録するには

マクロの記録は、ニューの「ツール」→「マクロ」でできますが、この学習では「Visual Basic」ツールバーを使うことにします。 最初に「Visual Basic」ツールバーを表示しましょう。

  1. 「Visual Basic」ツールバーの[マクロの記録]ボタンをクリックします。
  2. [マクロ名] ボックスにマクロの名前を入力します。
  3. [マクロの保存先] ボックスで、マクロを保存するテンプレートまたは文書をクリックします。
  4. [説明] ボックスにマクロの説明を入力します。
  5. マクロをツールバー、メニュー、ショートカット キーのいずれにも割り当てない場合は、[OK] をクリックして、マクロの記録を開始します。
  6. マクロに記録する操作を実行します。
  7. 記録を終えるには、「Visual Basic」ツールバーの「記録終了」ボタンをクリックします。

★マクロ名の付けかた

  • 先頭の文字に数字はつかえません
  • 名前の中に、ピリオド(.)、感嘆符(!)、疑問符(?) などの記号はつかません
  • 名前の中にスペースを入れてはいけません
  • 使える文字数は最大255文字までです。
  • VBAで使われるコマンドをつけてはいけません。
  • 大文字小文字の区別はありません。

★マクロを編集するには

  • 「Visual Basic」ツールバーの[マクロの実行] ボタンをクリックします。
  • 編集するマクロを選択し、[編集]ボタンをクリックします。
  • Visual Basic Editorが開きますので、マクロを編集します。
  • Visual Basic Editor のヘルプを表示するには、[ヘルプ] メニューの [Microsoft Visual Basic ヘルプ] をクリックします。
  • ツールバーの「表示Microsoft Excel」をクリックします。(Alt + Q)

★マクロを実行するには

  • マクロを実行するには、「Visual Basic」ツールバーの「マクロの実行」ボタンをクリックします。(Alt + F8)
  • 実行するマクロを選択します。
  • 実行(R)」ボタンをクリックします。
    ※Ctrl+Break もしくは Escキーを押すと、実行中のマクロを強制終了します。

★個人用マクロブックの作り方

  • マクロには、特定のブックを開いているときにだけ利用するものと、ブックと は関係なくいつでも利用できる汎用的なものがあります。このような汎用マク ロをまとめて管理するために「個人用マクロブック」と呼ばれる、マクロ専用 のブックが用意されています。
  • 個人用マクロブックは、Excelの起動フォルダに「Personal.xls」という名前 で保存されます。
  • 個人用マクロブックを作成するには、マクロを記録するときに、マクロの保存 先ボックスで「個人用マクロボックス」を選択します。
  • 個人用マクロブックを画面に表示するには、[ウィンドウ]−[再表示]をク リックし、ウィンドウの再表示ダイアログで「Personal.xls」を選択します。
  • 個人用マクロブックを削除するには、Excelの起動フォルダを開いて、Personal.xls を削除します。(Windows\ApplicationData\Microsoft\Excel\Xlstart)

★マクロを「フォーム」ツールバーのボタンに登録するには

  1. 「フォーム」ツールバーの「ボタン」をクリックします。
  2. セル上の任意の場所をドラッグしてボタンを作ります。このとき Altキーを押しながらドラッグすると、セルの枠線に合わせられます。
  3. 「マクロの登録」ダイアログが開きます。一覧から登録するマクロを選択し、「OK」をクリックします。
  4. ボタンの上の「ボタン1」という文字列をドラッグし反転させ、ボタンの名前を入力します。
  5. ボタンの外側でクリックし、選択を解除します。
  • 登録したマクロを実行するには、上記で作成したボタンをクリックします。
  • ボタンのサイズやタイトルを変更するには、Ctrlキーを押しながらボタンをクリックします。編集モードになります。
  • マクロを登録しなおす場合は、ボタンの上で右クリックし、「マクロの登録」を選択し、登録しなおします。
★マクロの構成と基本用語

Sub 練習1()                                       ← タイトル
'
' 練習1 Macro                                     ← コメント('のあるところ)
' マクロ記録日 : 2002/9/27  ユーザー名 : C.Nomura
'

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(1)    Range("B3").Select    
(2)    ActiveCell.FormulaR1C1 = "マクロの練習" 
(3)    With Selection.Font   
(4)        .Name = "MSP ゴシック" 
(5)        .FontStyle = "太字 斜体"
(6)        .Size = 12
(7)        .ColorIndex = 3
(8)    End With
End Sub                                             ← マクロの終了

  • Range や Sub などのように、マクロのために用意されている単語を「キーワ ード」と言います。
  • マクロの中の個々の命令文のことを「ステートメント」と言います。1行で長 すぎるステートメントは、複数に分割することができます。
  • 分割する場合は行の末尾にスペースとアンダースコア(_)を入力します。
    2行目の先頭を字下げすると、分割されたことが明確になります。
       Range("A4") = Range("A1") + Range("A2") + _
                     Range("A3")