Java Step 2 動かして見る

作業ディレクトリを作る

まず、Cドライブのルートディレクトリの下に「RensyuJava」という練習用の作業ディレクトリ(フォルダ)を作ります。 もちろん任意の作業ディレクトリでも構いません。
ディレクトリは、Windows からでも作れますが、MD-DOS操作に慣れるために DOS のプロンプトからやってみることにしました。

  1. MS-DOS のコマンドプロンプトを起動(方法は<その1>を参照)
    (コマンドラインには C:\> と表示される)
  2. コマンドラインから、>MD RensyuJava と入力してEnterキーを押す。
    (RensyuJava という名前のディレクトリが作成される)
  3. コマンドラインから、>CD RensyuJava と入力しEnterを押す。
  4. 作業ディレクトリに移動するので、コマンドから>Dir と入力し[Enter]を押す。(Dir はディレクトリ名を表示するDOSコマンド)
  5. RensyuJavaディレクトリが表示される。(次のような画面)
ソースファイルを作る

  1. テキストエディターを起動し、次のように入力します。
    ※プログラムのソースを書くことをコーディングと言います。
    //練習プログラム_1
    
    class Hello{
      public static void main(String args[]) {
      System.out.println("こんにちは 初めてのJava プログラムです");
        }
      }
    
  2. 「Hello.java」と名前をつけてRensyuJavaフォルダに保存します。

コンパイルする

作成したソースファイルは、このままではJavaのプログラムとして動かすことはできません。 拡張子.Java のソースファイルを、Java仮想マシンが理解できるJavaクラスファイルに変換する必要があります。この作業をコンパイルと言います。 コンパイルをするには、コマンドラインから「javac ソースファイル名」を入力しEnterキーを押します。([Enter]はEnterを押す意味です)

C:\RensyuJava>javac Hello.java[Enter]

プログラムを実行する
コンパイルしたファイルを実行するには、java + クラス名 を入力します。
クラス名は大文字と小文字を区別しますので、正確に入力します。

C:\RensyuJava>java Hello[Enter]

【実行結果】

★ここまでをまとめると、アプリケーションを作成して実行する手順は次のようになります。

  1. テキストエディターでソースファイルを作る
  2. コンパイルする
  3. 実行する
ソースファイルの基本形

1.// コメント
2.
3.class クラス名{
4.   public static void main(String args[]){
5.      文
6.      ・・・
7.      ・・・
8.  }
9.}
1行 コメント 複数行に渡るときは /* 〜*/で挟む
3行 class クラスを定義するキーワード、クラス名はJavaプログラムに付ける名前
4行 Helloクラスの定義部分で、このクラスでは何をするのかを書く
3〜9行 ブロック カッコ{}で挟んだ部分のこと。クラスのブロック
4〜7行 ブロック mainメソッドのブロック

  • クラス名は、Javaプログラムにつける名前です。始まりを大文字にするという習慣があります。
  • クラス定義とはプログラムの内容のことです。
  • 複数の文をまとめてブロックにし、名前を付けたもの(「メソッド名{メソッド定義})をメソッドと呼びます。Javaアプリケーションのクラス定義にはmainメソッドは必ず必要です。4行目のパターンを覚えます。
  • 改行/空白/タブの個数は問われませんが、単語区切りの半角スペースは最低一個は必要です。
  • 大文字/小文字は厳密に区別します。