山男たちとの忘年会

https://www.mccoy.jp/mt/blog/diary2006/up/1216-1.jpg

ジャズピアノ仲間の木林森さんちにワインとつまみを持って押しかけた。
その家は交差点の角にあり、ガラス張りはカーテンもなく外から丸見え、明かりが煌々と部屋の中を照らしていた。車中からの遠目でもすぐに「木林さんちだ!」とわかった。

ジャズピアノ仲間は1人しか来なかったけれど、木林さんの山仲間や兄弟たちが集まって、にぎやかで楽しく、なんと4時間も遊んでしまった。
私も数少ないレパートリーから、何回も同じ曲を弾いた。ドラムやギターで伴奏をつけてくれた人がいたからだ。伴奏をつけてくれた人は、ドラムやギターだけでなく、三線(さんしん)という楽器をもたくみにこなし、みなを楽しませてくれた。その伴奏でみんなで沖縄の歌を合唱したのだ。
歌が苦手の私も他人に紛れて小さな声で合唱に加わった。

三線は三味線を小さくしたような、なかなか風情のある楽器だ。
演奏者の人は山男で、楽器を担いで山へ登るのだという。
山のてっぺんで三線を弾くのだろうか?

帰宅して調べて見ると、ドラムでピアノの伴奏をしてくれた人は、おそらく「槍ヶ岳」という山岳小説の作者の「奥田岳志」さんだ。山の風という彼のHPに出ている写真と同じ人だもの。
いつもと違う世界の人と交流できた、楽しいひと時だった。
発表している彼の小説を見つけた。登れないけれど山好きの私には、Webで配信している山の小説もうれしい。
そっと少しずつ読んでみよう。

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