これは6cm口金のメガネケースですが、他にも応用できると思います。
まず最初に型紙(製図)を作ります。
今回は四角い口がねを使うので、口金サイズの四角を描きます。
次には、メガネケースの幅を適当な長さで縦に2本描きます。(JW_CADでは2線や複線を使うと楽)
その次は斜線ですが、これは口金の高さになります。縦線とぶつかるところまで引きます。CADの場合は、半径=口金高さの円を描けばよいし、CADができなければコンパスを使うとよいと思います。
製図はたったこれだけです。
原寸大で作れば、中布をカットするときにも使えます。
さて、製図が描けたら模様ですね。
模様集などから好きな模様を探して、試し編みをし、ゲージを出しておきます。
松本かおる先生のデザインですが、とても素敵なビーズ入りのメガネケースです。
先生の編み図とは別に、自分でも製図してみました。
丸い口金と四角い口金の2種類です。
口金のつけ方が少しだけ難しいです。
コツは、しっかりした糸を使うこと(私は釣り用の糸を使った)です。半返しで編み地と口金の穴をつけていきますが、あとから目いっぱい引っ張るので、ビーズ用の糸などでは切れてしまいます。
引っ張らないとたるんでしまいます。
中央と4隅にしるしをしておくとよいです。
早く口金を付けてみたくて、手芸屋さんを回ったのですが、6cmの四角い口金はどこの店にもありませんでした。
あきらめて、6cm(24穴)程度の丸い口金を買いました。
もちろん、製図も編み図もありません。
そこで、自分なりに丸い口金の製図を描いてみました。
できあがり作品左の画像です。(横9cm、縦16.5cm)
(1)まず、口金の外側をなぞって描きます(エンジ色の部分)
私はCADで適当に描きましたがが、原寸で描いてPC(ディスプレイ)の画像の上に口金を当てればサイズが同じか確認できます。
(2)中心線を引きます
(3)赤い印から45度の線を引きます(長さ適当)
(4)口金の円弧と交わったところから円を描きます。半径は「ここの寸法」と書いてある部分。
(5)中心線から横幅の1/2のところに縦線を引きます。Jw_cadでは「2線」または「複線」を使います。
(6)5で描いた縦線と円が交わるところから図のような斜線を描きます。
(7)寸法に合わせて外形を完成させます(青色線部分)
(8)余分な部分の線を消します(線伸縮)
製図に沿って編み図を描きます。
減目部分の編み図はかなり適当です。
ヴォーグでかぎ針を習った人ならば、模様を崩せると思います。
私はこの作業が大の苦手でヘタです(^^;
これは裏布を付けたところです。
上で描いた製図を切り抜いて、1cm程度の縫い代を余分に取って裁断します。
このときに実寸の横サイズより若干小さくすると中でもたつかないようです。
ということで、この製図方法で何とか行けそうです。
ガマグチどんとこい!
あっ!大変!
ビーズ1個入ってない・・・・