前段の足元をすっぽりとすくって編むのが引き上げ編みです。
左の画像は長編みの引き上げ編みです。
裏側から同じような模様を出すには、向こう側から針を入れて糸を引き出します。
足元を拾う以外は普通の長編みと同じです。
この帽子は、元図(キャスケット)のプリム部分を変更してあります。4段を増減なしの細編みで編み、5~11段目は毎段8目ずつ均等に増しています。増し目箇所は同じところで増さずに1段おきに半分んずつずらしています。12段目は増減なしで1段編み、最後の段はよろけ細編みにしました。段と段の境は継ぎ目が目立たないように、立ち上がりなしのグルグル編みです。
編み目記号は、こんなやつです。
サンプルは長編みですが、下にカギのようなのがくっついています。これが引き上げ模様の編み目記号です。
ほかの編み目記号も、したにカギをつけるところは同じです。