初心者が初めて棒針で編み物をするときは、たいていマフラーから入ると思います。
私も確かそうだったような記憶があります。
しかし、マフラーって結構難しいんですよ。まっすぐに編めないし、長いので飽きちゃいます。
メリアス編みで編むハンドウォーマー
最初の作品にぴったりのような気がします。
もし、少しメリアス編みに慣れているならば、編み込み模様など入れてもいいですし、なにより増減がないのがありがたい。
ウォーマーができれば、次のステップはミトン→手袋へとバージョンアップできます。
【手順】
- 手の寸法を測る
- 製図を描く
- 糸選びとゲージを編む
- 割り出し
- 編み始める
1.手の寸法を測る
手のひらの一番太いところ(手のひらまわり)
付け根から中指の突端まで(手の平丈)
ゴム編み丈(任意)
親指をぐるっと(親指まわり)
親指の長さ(親指丈)
2.製図を描く
製図と言っても難しいものを描くわけではありせん。
手の寸法に添って長方形を描くだけなのです。
カッコの中は私の手なので、ご自分の寸法で描いてください。
※下記画像に「左手」とありますが、これは「右手」の間違いです。ゴメン
※丈などは好きなサイズに変更してくださいね。
3.ゲージを編む
編み物が死ぬも生きるも、このゲージを編む作業にかかっています。(おおげさ?)
手袋ならば少々大きさが違っても、「ちょっとぶかぶか」程度で済みますが、衿付のウエアなどは寸法が違うときれいにつきません。
面倒でも、この作業を省かないのがよいでしょう。
手が代われば、同じ糸や針でもゲージは異なるものです。本の通りに編んで失敗した経験って誰しもあるのではないでしょうか?
私はあります(^^;
糸は、ハマナカフェアレディ50 を選びました。針は5号のクンスト針(5本針)です。
並太よりは少し細いので、あまりゴワゴワしていないし、編みやすい糸ですがすこしチクチクするかな。
ドール用に買っておいた糸なので・・・(^^;
ゲージは10cm四方の目数と段数を求めるため、10cm以上の四角い編み地を作ります。
この寸法では本当は少なすぎるのですが、まぁ、オマケにします(^^;
さらに、蒸気でアイロンをかけて1晩寝かせればよりベターです。
4.割り出し
ゲージが出たら、次は割り出しという作業を行います。
ゴム編みは少し細くしたいので、そのままの目数で針の号数だけ3号下げます。
上で描いた製図の寸法の横に、目数と段数を入れます。
編み込みを入れると伸縮性が少なくなるので、目数を少し多くしました。(+4)
編み込みをやってみたければ、グラフ用紙に、編み込む目数と段数の四角を書いて、色鉛筆なんぞで模様を塗りつぶしてもよい。
オリジナルの模様もまた楽しです。
簡単な編み込模様を作ってみました。Pinterestの画像 を参考に作りました。
5.編む
目数段数が入れば、もう編み始めるだけです。
ゴム編みの作り目は、自分でできる作り目ならばなんでもいいと思います。
伸縮性を求めるならば、別鎖の作り目や指で編むゴム編みの作り目がよいでしょう。
- 別鎖で作り目し、3本の針に目をわけて、グルグルとゴム編みを編みます。(ゴム編み号数)
- ゴム編みに続けて、針をメリアス編み号数に替えて、さらにグルグルと編みます。
※目数を増やす場合は、メリアスの1段目で平均して増やす。 - 親指のところまで編んだら、別糸で親指部分を6目だけ編みます(黄色糸)※あとで親指を編む
- 別糸の上から、元の糸で続けて最後まで編みます。
- 引き抜とじ、または伏せ止で止めます。
- 親指部分は、別糸をほどいて上下から拾います。
穴が開かないように左右から1目ずつ拾い(ねじって拾う)指定の段数をグルグルあみ、最後に伏せ止します。
【完成】
2枚ともできましたが、(片手で撮影してます)、問題もあります。
編み込みのゲージとメリアスのゲージに若干の差が出てしまいました。
気になるほどではありませんが、すこーし親指から先が緩いです。
全部編み込むか、ゲージを調整したほうがよかったかも。
または、面倒でも編み込みをためし編みしてゲージを取る・・・とか。
勉強になりました。
おはようございます♪
サロン、通わなくても何とかなりそう・・・・
基本が全くなっていないので凄く勉強になります。
「あ~ここはこういう事だったのか!」って
毎回、霧が晴れていくんですよ~
ここのブログだけで本が作れちゃいますね(^^)
shomiko さん、こんにちは
コメントありがとうございます。
励みになります。
>サロン、通わなくても何とかなりそう・・・・
よかったです。
間違いもあると思いますので、あまり信用しないように。
サロンのページは作ったものの、開店は未定ですしね。
開店しないままかも・・・しれません(^^;