昨年来から取り掛かっているカーディガンですが、袖を残すのみとなりました。
袖を残したのは、袖付けしないで身頃から拾って編もうと考えたからです。「拾い袖」とか言うらしい。
方法はわかったのですが、引き返し編みが入るため、その部分が荒くなるのでやめました。
普通に袖を編んで、あとで付けることにします。
簡単ではありますが、次回のために忘備録をまとめておきました。
上の写真と下の写真では糸の色合いが違ってみえますが、下のほうがより近いベージュ色です。室内だとどうしても色が出にくいんですよねぇ・・・窓際だと光が入るので色が出てくれます。
衿ぐりを編む
- 目数と段数を求めます。1目ゴム編みは、メリアス編みのゲージから計算することができます。
目数は10%、段数は20%増しのゲージで算出します。 - 衿ぐりから目を拾います。
目の部分からは全目拾い、目と段の境から1目、残りを段から平均に拾います。(目の拾いかた)
両端が表2目になるよう目数を調整します。(奇数目)
拾うときの針はゴム編みの針です。
- 必要段数を編んで、ゴム編み止めをします。
裾を編む
- ゴム編みゲージで目数・段数を求めます。衿ぐり同様、両端は表2目になるようにします。
- 編み始めの鎖をほどいて針に移します。(ゴム編み用の針)
- 増し目をしながら1段を編みます。(このブログの平均計算プログラム使用)
※模様が裏編みベースなので、1段目は表が裏編みになるよう編みました。(裏側から) - 必要段数を編みます。
前立てを編む(横1目ゴム)
身頃の段から目を拾って、必要な段数を編みます。
メリアスゲージからゴム編みゲージを計算します。針を3号落とし、目数・段数ともに20%増します。
- ゴム編みの号数で目を拾います。平均計算で拾う目数を算出します。
段から拾うので、段数より目数のほうが少なくなるので、減目になります。
拾う段は、「裾ゴム段+衿ゴム段+前身頃下+前身頃上」です。 - ボタンをつける側(左)から前立てを拾います。
両サイドは巻き目で1目増し、全体で奇数目になるように拾います。 - 左側でボタン穴を開ける位置を決めます。
- 上前立て(右側)は、ボタンホールを作りながら編みます。
ボタン穴は中心よりも1段身頃側に空けます。表から穴を空ける場合は、10段を採用するので5段目に穴を空けます。今回は段数が多いので、ボタンを8個にしました。最後のボタンは付けないかも。
ボタン穴はボタンのサイズにもよりますが、今回は1.5cmボタンなので「かけ目、左上2目1度」です。
2目1度は表目から針を入れます。
※数を間違えやすいので、ボタンホール位置にはマーカーをお奨めします。 - ゴム編み止めしてアイロンで整えます。